7分の1のスキ。
『んー...ちづるは?』
短いメール。メールの意味ないと思う…。
メール…めんどくさいな。
なんて思ってしまう。彼氏にも思ってしまうのか…。
ごめんなさい。奏太…
そんな事を考えて一人、苦笑しているともう一度ケータイが鳴った。
表示された内容は
『メールすんのめんどくせぇ(笑)電話してい?』
思わず吹き出してしまった。
おんなじこと思ってるんだもん。
一人で、喉の奥で笑いながらケータイに指をかける。
発信してか3回くらいコールしてから、ケータイの向こうから乾いた空気音が聞こえた。
『ん………』
あれ?
「もしかして、寝てた?」
ケータイの向こうから眠たそうな声が聞こえてくる。
『さっきまで…だけど。………ちづるの返事がおせぇからだろ。』
「ごめんごめん。」
あはは、と笑いながら言ったあたしに奏太も小さく笑う。
『で?どこ行きたい?』
どこって言われても……
「んー…どこでもいいよ。奏太が決めて?」
急にしん、となるケータイの向こう。
『………ちづるって、いっつもどこでもいい、だよな。』
ぁ………暗い声……
「…だって、特にないし…」
『なくてもテキトーに言えばいいじゃん。』
「、」
また、これか………
『いつも、俺ばっかで…なんか、困る。』
「ぅ…ん。…ごめん」
なんでこうなるのかな…。
謝ることさえ、言いづらい。
あたしが謝ると、奏太も“マズい”と思ったのか、
『…や、俺もワルい。』
と、言った。
やっぱり日曜日って、キライ。
こんなことばっか…。
はやく話、もどさなきゃ、
「…じゃあ、映画でも行く…?」
『うん。いんじゃねぇの?』
カラカラと乾いた笑い声が聞こえてくる。…ほんとうに、笑ってる?奏太。
『じゃあ…9時ぐらいにそっち行くわ』
「うん。ありがと」
こんな電話一本で、運動したように疲れるあたし。
そんなあたしが、キライ。
「じゃあ、またね。明日。」
『おー、じゃあな』
通話終了の文字を確認して、ケータイを机におく。
ズルズルとベットに寝そべる。体勢をかえるたびに、布の擦れる音がする。
短いメール。メールの意味ないと思う…。
メール…めんどくさいな。
なんて思ってしまう。彼氏にも思ってしまうのか…。
ごめんなさい。奏太…
そんな事を考えて一人、苦笑しているともう一度ケータイが鳴った。
表示された内容は
『メールすんのめんどくせぇ(笑)電話してい?』
思わず吹き出してしまった。
おんなじこと思ってるんだもん。
一人で、喉の奥で笑いながらケータイに指をかける。
発信してか3回くらいコールしてから、ケータイの向こうから乾いた空気音が聞こえた。
『ん………』
あれ?
「もしかして、寝てた?」
ケータイの向こうから眠たそうな声が聞こえてくる。
『さっきまで…だけど。………ちづるの返事がおせぇからだろ。』
「ごめんごめん。」
あはは、と笑いながら言ったあたしに奏太も小さく笑う。
『で?どこ行きたい?』
どこって言われても……
「んー…どこでもいいよ。奏太が決めて?」
急にしん、となるケータイの向こう。
『………ちづるって、いっつもどこでもいい、だよな。』
ぁ………暗い声……
「…だって、特にないし…」
『なくてもテキトーに言えばいいじゃん。』
「、」
また、これか………
『いつも、俺ばっかで…なんか、困る。』
「ぅ…ん。…ごめん」
なんでこうなるのかな…。
謝ることさえ、言いづらい。
あたしが謝ると、奏太も“マズい”と思ったのか、
『…や、俺もワルい。』
と、言った。
やっぱり日曜日って、キライ。
こんなことばっか…。
はやく話、もどさなきゃ、
「…じゃあ、映画でも行く…?」
『うん。いんじゃねぇの?』
カラカラと乾いた笑い声が聞こえてくる。…ほんとうに、笑ってる?奏太。
『じゃあ…9時ぐらいにそっち行くわ』
「うん。ありがと」
こんな電話一本で、運動したように疲れるあたし。
そんなあたしが、キライ。
「じゃあ、またね。明日。」
『おー、じゃあな』
通話終了の文字を確認して、ケータイを机におく。
ズルズルとベットに寝そべる。体勢をかえるたびに、布の擦れる音がする。