7分の1のスキ。


「ごめん 触るよ?」





そう言って、三木くんはあたしを

抱きしめた。

それはとても優しく。




三木くんの体温があたしにじわりと伝わってくる。




三木くんはあたしを抱きしめたまま、大きな手で優しく頭を撫でた。




「………ぅぇっ……」




そんな温かいぬくもりの中であたしの嗚咽が響く。




苦しい。


痛い。





「苦し…ぃ…よぉっ……」




ねぇ、三木くん。

あたしはどうすればいい?




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