7分の1のスキ。




朝になって、目が覚めたけどあたしは、学校に行ける状態じゃなくて、
お母さんに言って休む事にした。


ひとりベットにころがりケータイを開く。



『大丈夫?(・・;)
ノート取っとくから安心して‼


なんかあった?』


麻衣から届いていたメール。




なにかあったっけ?

止まるあたしの思考。


昨日あたしは奏太と
■■■た。


…ううん。
まだあのメールの返事、送ってない。




送らなきゃ、
答え、ださなきゃ。



ため息をついてケータイを額に当てる。


最近ため息ばっかついてるなぁ…

だから幸せ逃げてこうなったのかも。



ふと、机の上を見ると四つ折りにされた紙切れが置いてあった。


手を伸ばしてそれを取る。

かさりと音を立てながらあたしの指によって開かれる。



『090 ×××× ××××

俺の番号、なんかあったら電話して、

みきたかや』


と、書いてあった。



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