7分の1のスキ。
『つらかったら言ってみ?ちゃんと聞くから』
頑張れ、あたしの涙腺。
こんなことで泣いちゃ、ダメ。
優しすぎる三木くんの問いかけに泣きそうになるのを必死で堪え、喉を詰まらせる。
ごめんなさい、三木くん。
また迷惑、かけます。
「ほんとは………つらいです…」
ぽつり、あたしの口から出る言葉。
『うん。』
三木くんの優しい返事。
「けっこう、キツイ…です」
苦しい。寂しい。悲しい。
よくわかんなくて、涙しか溢れてこないの。
『うん。』
三木くん優しい声に喉の奥がきゅっ、となる。
「もう、学校行けない…」
『……うーん、それはダメ。』
「っ…」
小さく笑った三木くん。
その言葉に、涙が溢れそうになる。
『………あの、上原?』
「な、に……?」
『今日、帰り家よってい?……会って話したほうが楽、だし……』