7分の1のスキ。


いきなり名前を呼ばれ、ぴくりと小さく跳ねる体。





三木くんが言ったのは

“あの事”



「え………ぁ、うん……」


「上原は、どうしたい?……………その、別れる気はあんの?」



「、」


三木くんが優しく問う。






別れる気。

な、んて。ない、





だ、けど……




今のあたしは、進めない。


前を向けない。






カチカチと、時計が時を刻む。



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