7分の1のスキ。
「じゃあ、行ってくるね」
玄関で靴をはいている三木くんに言った。
「ん。話し、してこいよ」
にこりと笑って言う三木くん。
「うん。ありがとう、三木くん」
自然と笑みが出た。
ほんとに、この人は
優しいから。
笑ってお礼を言う事しかできない。
「つーかさ…俺、いらねぇじゃん。上原ふつーに自分で決めてるし」
そう言った三木くんからふわりと香るシャンプーの様な香り。
「え………?」
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