7分の1のスキ。



少し低めの、でもはっきり聞こえる声や、


あたしの名前を笑って呼ぶたびに揺れる髪も、


大きな手や、

背中も


ぜんぶぜんぶ


大好きだったよ。






初めて手、繋いだ時の感触、まだ覚えてる。




大好きだったの。





けどね、


もう決めたんだ。


二人とも前に進める方法。





見つけたよ。




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