いつかきっと・・・

君という大切な人

「ねぇ・・・沙羅?」

「んー?」

「もっともっと、笑ってよ」

「んー。」

「辛い時は辛いって言ってよ」

「・・・」

ある日貴方にこういわれたね。
あの日、私泣いたんだ。
枯れていたはずの涙が
あふれ出して来たの。

「もっと俺に頼っていいんだよ?」

「・・・」

「つか、頼ってください。」

本当に嬉しかった。




でも・・・
もぅこの命も長くないんだ


だから
嬉しかったのかな?
涙が出たのかな?

私にもわからないよ



『死ぬ』

そんなの怖くないよ

君とはなれるほうが
もっと怖い・・・

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