空が泣いた。
「お昼どーする??」
「あ、今日はお弁当じゃないんだけど」
「じゃ、学食だねー♪」
「うん、お金大丈夫??」
「今回は全然大丈夫ー」
よくなっちゃんは金欠になる。
だから、いつもは自分の分と
なっちゃんの分のお弁当を作ってる。
だけど、今日は寝坊してちゃったので、
学食になってしまった。
「何食べよっか??」
「うーん…私はいつものでいいかな」
「じゃ、一緒に頼んでくるー待ってて」
「あ、ありがとう。なっちゃん」
なっちゃんは私の足に気遣ってくれて、
学食でご飯を食べるときは、
私のも一緒に注文してくれる。
「あれ??」
「あ。永井先輩‼︎」
「へーいつも学食でご飯食べてるの??」
「あ。今日はお弁当を作るの忘れて」
「え、弁当作れるの??」
「あ。い、一応…??」