空色の恋



「んであんたはいつもここで何してるわけ?」



「んー寝てるかな」



「授業でないで寝てて成績いいやつってホントムカつく」



「よく知ってんじゃん」



「あんた有名人だから」



「そういう柊ちゃんはどうなの?」



「あたしはいっつも赤点ギリギリですよどうせ

それでも弁護士になろうとしてる

夢高すぎでしょ?」



「なりたいものはなりたいって言ってるとそうなれるように自分が動く

人間そうなってんだよ」



そんなわけない

あたしは龍輝の彼女にはなれなかった

どれだけ望んでもなれなかった

あたしの望みは叶わない



「柊ちゃん?」



「え?あっそうだね

夢は持ち続けなきゃね」



作り笑いして篠原を見る




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