空色の恋





朝香さんという人は


どんなことを思っただろう




自分を

憎んでいるのだろうか





「澄空ちゃんだっけ?」


顔を上げるとさっきの店員さん





「はい

ケーキありがとうございます」




「いえいえ」



店員さんは当たり前のようにさっきまで沙織がいた席に座る





「沙織のこと


許してくれてありがとね」




「え?」




どうしてそんなこと




< 184 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop