空色の恋






「あたしが許せたのはあたしの心が広かったからとかじゃないんです


きっと一人だったら

許すどころか

学校だってやめてたかもしれない



あたしにはずっと隣にいてくれる永遠がいて

ずっとバカやって笑わせてくれる友達がいました



だから

いま私は笑っていられる




もし朝香さんにそういう人がいないなら


あたしは朝香さんを支えたい」





傍から聞いたら

こんなことただのきれいごとだと思う


きっと簡単には許せない



でもあたしには




永遠がいるから





< 186 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop