空色の恋






「幸せすぎはよくないね


恋愛禁止の部活が存在する意味が分かった気がするよ」




教室に向かいながら七海が言う




「…うん

そうだね」




それしか言えない



図星だから






「まっ篠原くんに頼めば?」



「え?」



七海がため息をつく




「篠原くん

毎回テスト上位の秀才でしょ?」





「あっ……あーーーーー!!!」


「うるさい」




そうじゃんね

永遠いるじゃん



あたしには天才永遠がいるじゃん!






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