空色の恋





学校でも家でもあたしは自分を作ることで必死だった


人の相談に乗って

もっともらしいこと言って

慰めてるふり


本当は人に言ってることすべて自分に言い聞かせてただけ




大丈夫

頑張れ

きっと叶う



そんな言葉


何の役にも立たなかった




言えば言うほどあたしの首は絞められていった




「自分の首自分でしめんなよ」



泣きじゃくるあたしの頭を篠原はなで続けてくれた






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