空色の恋





これだから女は嫌い



当の本人はさっきから一言もしゃべってないし




「あの沙織先輩自身は何が言いたいんですか?」


「だから…「あなたには聞いてません」



取り巻きの言葉を遮る



「沙織先輩?」


七海が呼ぶ



「私は…その……」


お願いだからはっきり喋ってよ



「別に……澄空ちゃんを責めようと思ってたわけじゃなくて…」




出た



その言葉であたしの中の何かがキレた





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