空色の恋


永遠side



「柊ちゃん」


「何?」


「着替え置いておくから使えよ」


「ありがとう」




リビングに戻ってソファーに身を沈める


今あいつどうせ海翔の言葉気にして考えてんだろうな

柊ちゃんは悪くねえのに


パサッ

顔の上にタオルが乗る


「あの人

母さんと同じ顔してんな」


海翔の声が降ってきた



「あぁ」



「兄貴が特定の女好きになるとは思ってなかったけど

濡れたままソファーに寝るな


いってきまぁす」



海翔の足音が遠ざかっていく


好き…か



正直元々気になってはいた

初めてみた日からずっと作り笑いしてたから



でも橘いるしな





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