空色の恋




「さすがに暗いねぇ」


紫歩が外を見て言う


時計の針はもう7時半を指している



「気をつけて早く帰れよ」


「「「はぁい」」」


先生の言葉に返事をして急いで荷物を片づける



「電車まで時間あるからミスドでも寄る人?」

七海が聞く


「「はぁい」」

電車組数人が手をあげた


「あたしは帰るわ

お疲れ様でしたぁ」


更衣室を出て下駄箱に向かう

携帯を開くとメールが来ていた


『From:永遠

ひまぁ~

部活終わったか?』



「暇って何よ」


そう思いながらもメールを返す


『これから帰る

家着いたらまたメールするね』



送信ボタンを押した


その時だった



< 61 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop