空色の恋


「そういやお前さすがの運動神経だな」


やっぱり来た



「その言葉全然嬉しくないから」

ちょっとすねた顔をしてみたけど暗いから多分見えてないだろう

あたしたちは自転車で夜道を走り始めた


「何でだよ

足が早くて

スポーツはほぼ完璧にこなす

それが澄空だろ」


「そうだね」


確かに運動はほぼなんでもできるよ

でもそんなの嬉しくもなんともない

この運動神経全部がいらないとは言わない

でも‥‥‥

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