嗚呼、愛しの姫君
多くの騎士の中で1人大きく手を挙げる私に、王様はすぐ気が付かれました。


「おおっ、そなた行ってくれるか!名前は…何と申したかな?」


「はっ!シオン=テイルと申します。」


初めての王様との会話。緊張で声が震えました。


「…ではシオン=テイルよ、こちらに来るが良い。」
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