嗚呼、愛しの姫君
それから私達は地図の示す街を求めて歩き続けました。


商業が盛んなのはシルティアのみならず、周辺の諸国もまた然りでしたので、私達は30分くらいですぐに街に辿り付きました。


あまりにも近くに街があったので、私はもう一度地図を広げました。
でも何度見ても、街のマークしか書かれていません。


すると突然姫君が地図に乗られ、その上を這い回り…いえ、歩かれました。
すると何と、街のマークの横にウサギのマークが浮かんできたのです。
< 25 / 68 >

この作品をシェア

pagetop