嗚呼、愛しの姫君
「うわっ、眩し…!何だコイツ…!」


盗賊は一瞬怯みます。私はその好きに逃げ出そうと試みますが、すぐに後ろの盗賊に押さえられました。


―その時でした。


遠くから何か音が聞こえてきました。


ザザザザ…という音です。
次第にその音は大きくなってきました。
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