嗚呼、愛しの姫君
「うわああぁ!」


テントの外にいる盗賊の悲鳴が聞こえます。
それを聞きつけた、私の目の前にいた盗賊の1人が何事かとテントの入り口から外を覗きました。


その瞬間。
何か黒い固まりのようなものがテントの中に押し寄せてきました。



…それは何と、ゴキブリの大群でした。
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