嗚呼、愛しの姫君
―そして遂に。
私はタートスの住む山に辿り着きました。


高くそびえる禍々しい山…は彼の住む山の後ろの山で、彼の山はその前にこじんまりとそびえる(?)推定標高50mの山でした。


ご丁寧に麓には『天才魔術師タートスにご用の方はこちら』という案内標識が立っています。


でももしかしたらこれは何かの罠かも知れません。


私達は標識に従って慎重に足を進めました。
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