嗚呼、愛しの姫君
その時、ギィィ…という音と共に屋敷の扉が開きました。


その瞬間辺りに竜巻のような風が起こり、私の視界は一瞬奪われました。


風が緩みようやく目を開けると、そこには黒いローブに身を包んだ老人が立っていました。


―私達はついに、タートスに会いまみえたのでした。
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