嗚呼、愛しの姫君
その時。

強い光が姫君の体から放たれ、私達を包み込みました。

これは。


―やはり、あれのようです。


ザザザザ…
嗚呼、悪夢の音が聞こえます。


でも姫君、今はそれはいけません。

その技は確かに怖ろしい技ですが、タートスには効くハズがありません…!


―私は必死に姫君を止めようとしましたが時既に遅く、私もゴキブリが足を這い上がろうとした頃には意識を手放してしまいました。
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