りんごの娘
「それは…」


「私もう帰る…」


そう言ってエリトリンは帰ってしまいました。


「カバス。僕の邪魔をするのはなんでだい？」


マイティンはカバスの顔を見ずに言いました。



「あんたには不釣り合いだからだよ。」


「お前になにがわかる。」


「わかるさ。そりゃ親だからね。あんたが街のやつと仲良くやってくれたらこっちも都合がいんだよ。」


カバスはマイティンの首を掴みました。


「く…苦しい…」


「お前を殺すつもりはない。だか私に反抗するなら他にも方法はあるだぞ？」


そういってカバスはマイティンの首から手を離しました。


「例えば？」


「あの子を殺すとか。」


「それはやめてくれ。」


「それじゃあ言うことを聞け。」


「わかったよ…」


マイティンは納得してないようですがほぼ無理やりカバスに言わされたのです。
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