思い出の1piece【完】



この人怖い。




「そんな怖がらないでよ。いじめてごめんって。」



「ほんとに反省してる?」



するといきなり王子が動いた。


離れようとしたときは遅かった。


「反省してるよ。すごく。」



「っ!!」


耳元でささやかれた。


唇が触れたところが熱い。



「顔赤いよ?」


「あ、今笑った。」




「え?」



つい声に出してしまった。



いやだってさ。



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