思い出の1piece【完】


「隼人は昔から私を喜ばせるのが得意だね。」


「え?」



「あの時かばってくれてありがとう。」


目が見開かれる。


「気づいたのか?」



「うん。自分の背中に大きな傷を作ってまで。本当にごめんなさい。」



「別にきにしてねぇよ。」




あなたは優しい。


だから。





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