思い出の1piece【完】


「俺は待ってるからっ。」



隼人がそう叫んでいる声が聞こえる。


涙があふれる。


私の初恋があなたでよかった。


ごめんなさい。


またあなたを傷つけてしまった。


隼人と過ごした日々が走馬灯のように頭の中を巡る。


あんなに優しくしてくれたのに…。

私はあなたに何も返すことができない。



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