【短】恋の季節 ゚+。boy's story。+゚
夏の
季節は夏になった。
高校に入って、俺はバスケ部に所属した。
バスケは小学生から始めた。
隣の家の、8つ上のお兄さんにあこがれたから。
というのも、嘘じゃない…はずだ。
たとえ、彼女を守りたい、っていう下心満載気持ちが当時の俺の原動力だったとしても。
だけど、思えば…
「バスケをすごい頑張ったら、きっと強くなるよ。
好きな女の子を守れるくらい。」
…あの言葉に完全にのせられたな。
お兄さん、やっぱり気づいてたんだ、俺の気持ち。
それを思い出すと、今度会うとき少し照れくさいような気がした。