仮定
タイトル未編集
「好きだ!!!」
「………え?」
「すっ…す、すす…好きだ!!!」
「え?ん?あ、ちょ…え?待っ…」
「好きだバカヤロオオオー!!!」
そう叫びながら去っていく男。
「……えぇぇ…?」
私は訳が分からず、なんとも情けない顔をしたまま突っ立っていた。
高校1年の夏。
蒸し暑い廊下、放課後のこと。
風見からの、一度目の告白だった。