視界の端の黒い靄 ~ MOYA ~

授業を受ける気分にはとてもなれなくて、一人屋上で寝転がる。


なんで私があんな風に言われなければならないの?
先生は先生で、きっと都合の良い様に私を強いたげたいだけなんだ…
不可解な大輔の失踪に、自分が責任逃れしたいから…


と、そう思わずにはいられなかった。


大輔…無事なの?
どこにいるの?
何で突然居なくなったの…?


大輔に問いかける様な事しか、頭に浮かんでこない。


ただ気になるのは…
【黒っぽい物】
それだけだった…


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