君と見た星
お互いの間に重い空気が漂う。
その空気を消すように、悠真が言葉を放つ。
「み、みずっち素晴らしい…」
「先生ありがとうございます美月を守ってくれて」
ホッと肩を下ろし、ゆーくんが先生に礼をした。
「あ、ああありがとうございます…」
私もゆーくんに続き礼をする。
うう、なんか恥ずかしいんだけども。
また顔が赤くなる。
「お、おう」
先生は小さくつぶやいた。
「あれれぇ?水沢先生顔真っ赤だよぉ?」
フハッと笑いながら悠真が先生の顔を指差す。
「なッ!//うっせばーかっ!」
顔を隠しながら悠真に怒鳴る先生。
なんだか前までチャラい先生だなーって思ってたけど。
なんか良い先生だなあ。