スティール
「校長先生?話が違いますなぁ。校長先生は会話に極力入らないという約束でしたが?」

「あなた方はイカれている。たかが高校生に、命をかけろ、などと・・・・」

「我々が求めているのは、年齢でないということです。
別に可能なら、小学生でも老人でも構わない。ですが、彼しかアレを扱える人物はいないと確信してこうしてお願いしに参った訳です」

「しかし、訓練を受けた人間に頼べば・・・」

「何度も言わせないで下さい。彼しかいないんです。」

すると、さっさと荷造りをしだした
「それでは、私どもはこれで」

そういって、二人組は去っていった





「松戸さん?本当にあの子は大丈夫なんですか?何か色々と投げやりで、大人しく殺されるって言ってましたし」

「お前にはわからんか?あの子は実際に戦闘になれば、ためらわず相手を殺すさ」

「そうですか?」

「戦いますって人間より、ああいう方が実際の状況になったときにちゃんと対処出来るんだ」

「そういうもんですか」


「お前はもしかしたら、あの子のパートナーになるんだ。今から信用できなくてどうする」

「・・・・!!そうッスね。頑張ります!」


「それより、急ぐぞ。まだあと一人残ってるんだからな」


「は、はい!松戸さん!」

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