君に会えたら

｢理紗の彼氏、
ちょーみたいし〜!!｣
自転車をこぎながら
喋る私に近づき、
｢今度ぢゃあ青葉の奴と
遊ぼうょ〜!!｣
甘い声を出す理紗。
｢興味ねぇ〜し｣
｢ありさ冷めすぎ〜
だから男できないん
ぢゃないの〜!?｣
｢男とかまじ無理だし!｣
｢なーんーで??｣
自転車に乗りながら
携帯をしている理紗に
｢ってかさっきから
誰とメールしてんの??｣
理紗の携帯をうばおうと
すると真っ赤な顔をして
｢矢島大輝･･｣
｢だれー?!｣
理紗は一度携帯に
目を通してから携帯を
ポケットにしまった。
｢青葉の･･。
ってかあっしの彼氏〜｣
ポケットにしまった
携帯を出して私に
携帯の画面をむけた。
｢･･だれ?!｣
携帯の画面には
一人の男が写っていた。
髪は白に近い金色で
口や鼻に沢山ピアスが
してあるかなりの
ヤンキーだ。
｢カッコイイっしょ?!
青葉んとこの･･、
この人が彼氏!!｣
携帯に写るその男が
理紗の彼氏だった。
｢めっちゃヤンキー
ぢゃん!!恐すぎっしょ!!
あっし無理系だわ･･｣
｢なんでー?!
っあ!!大輝だ〜☆｣
理紗の指射す方には
一人の恐い男がいた。