反抗期はじめました~1日1ページ更新を約束!
重いリュックをしょって

ぼちぼち歩く。

公園まで500mといったところだろう。

石蹴りをしながら

ゆっくり歩く。

どうせこんな人気の無い道に


ママがあらわれるはずがない。

だから安心して堂々とゆっくり歩けた。

ふぅー

疲れたぁー

『小乃!なにしてるのー?』

ドキっとして振り返る。

そこにいたのは

ともだちの結衣だった。

ジャージのようなものを着て、首にタオルを巻いている。

『えっと。今から塾なんだ。あはは』

おどおどしながら、なんとかそう答えた。

すると結衣は、同情したような顔をして、

『大変だねぇー。ファイト!』

と言い

私の肩をポンッッと叩いて走っていった。

結衣のあまり追求しない性格に感謝だ。

ここは結衣のジョギングコースだったらしい。

はあー

焦ったじゃん。



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