世界聖戦
「ジャンヌ・ダルクの名を受け継いだ私を…」

歯噛みするジャンヌ。

「邪悪などと愚弄するな!」

鋭い踏み込みから渾身の袈裟斬り!

だがヘヴンはこれを手の甲で受け流す。

体の内側は重要な臓器や血管が集中している。

その為、体を内側に丸めるようにして手の甲で捌く。

素手で刃を相手にする時の鉄則だった。

そしてジョワユーズとて刃。

例え聖剣であろうと、刃でない部分に触れる分には傷つけられない。

そうやって袈裟斬りを受け流し。

「むんっ!」

ヘヴンはボディブローをジャンヌの白銀の甲冑越しに打ち込む!

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