世界聖戦
だからヘヴンは祓魔師としての修練に励んだ。

魔物討伐の知識を学び、祓魔術を学び、あらゆる格闘技や体術を学んで、己の聖痕を最大限に生かせるように試行錯誤した。

その過程で聖痕が通じなくても互角に戦えるように、自分自身の力も磨き上げた。

聖痕は神に選ばれた者の傷。

だから神に選ばれた以上、聖痕を無駄にしてはいけない。

聖痕を生かすも殺すもヘヴンの努力次第。

彼を信じて聖痕を与えて下さった神に応えるべく、ヘヴンは修練を怠らなかったのだ。

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