世界聖戦
聖杯を体に受け入れるという事は、痛みさえ感じなくなるのか。

磔にされながらも。

「ぐぅっ!」

グレゴリオは膝蹴りをジャンヌの脇腹に打ち込む!

肋骨が折れ、内臓を傷つけられ。

ジャンヌは膝蹴りを食らう度に喀血する。

それでもジョワユーズは放さない。

グレゴリオを壁に磔にし続ける。

「無駄だ。俺はこんな事では死なない」

「わかってるわ…でもこうしておけばこの場から動く事は出来ないでしょ?」

端からジャンヌは勝ちを狙ってはいなかった。

グレゴリオの足止めを狙っていたのだ。

ランスロットのように。

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