世界聖戦
灰色の短髪、サングラスに修道服という姿の男性。

歳はヘヴンやカタリナよりも上だろうか。

「いいねぇ…そんないい乳を修道服の下に仕舞い込んでよぉ…ケツもデケェし言う事ねぇな。後ろから鷲摑みにして揉みしだいてやりてぇぜ」

「……」

嫌悪感を露わにするカタリナ。

修道服を着ているという事は、この男もキリスト教徒なのだろうか。

だがこの侮蔑発言から察するに、ヴァチカンに敵意を持っている英国国教会の祓魔師なのかもしれない。

そこまで考えて。

「おぅ、俺ぁ敵じゃねぇよ巨乳ちゃん」

男は言う。

「俺ぁヴァチカンから来たヘルってんだ。伝言を頼まれてきた」

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