世界聖戦
「違う」

ヘヴンは否定する。

「ファティマ、お前は神などでは決してない」

「いいえ神よ。はからずもランスロットの霊装アロンダイトが証明したわ。その霊装は『魔』しか斬れない五流霊装でありながら、私との戦いの中で霊格を高め、私に傷をつける事の出来る『神殺しの魔剣』になった…アロンダイトで傷つけられた事こそが、私を『神』として認めた何よりの証」

確かに。

神と魔を斬る事のできる魔剣が傷つけたのならば、ファティマは神という事になる。

少なくとも唯一神と同一の存在という扱いは、間違いではないという事になる。

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