forget-me-not
第三章






何もかも黒く塗り潰した
全て
大好きだった君の笑顔を忘れるために




だが
駄目だった


消えないんだ
そう…消せやしない


君の笑顔
君の声
君と過ごした時間の全て





もう戻れない
戻らない…


俺は君を傷つける化け物だ
俺と君では住む世界が違うのだと、わかっている



君には本当の姿を見られたくない


君に拒絶されるのが
剣を向けられるのが
恐い…






闇と光
俺と君








……永遠のさよなら


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