こらしめ屋


次の日も学校があった。

でも今日は金曜日だから、5限目で終わる。

仕事をするにはもってこいの日。




というわけで、今日もあたしは白銀通りの商店街へと向かった。


商店街の入り口辺りに大きなホームセンターがある。

ここは何でも売ってるし、安いんだよね。


一応、店の名前を紹介しとくね。

【ヤスムラ】っていう名前なんだ。



あたしはヤスムラでちょっと買い物して、こらしめ屋の事務所に向かった。

事務所にはいろんな道具もそろえてあるから、準備をするときはたいていここでする。


ヤスムラで買ったものをこらしめる時に使う武器に変身させる。






もうすぐで完成するって時にケータィが鳴った。



「秋華さんだ!」



電話の内容は予想がつくので、すぐに電話にでた。



「もしもし?秋華さん?どうだった!?成功…?」


「私が失敗すると思う?しかも、素人あいてにさぁ。」


「するわけないよね。」


「よく分かってるわね。用件だけ伝えるわ。金井は1日の大半をギャンブルか女遊びに費やしてるわ。酒グセも悪いし、最低な男ね。あとは……。」



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