こらしめ屋


「それで、いつ帰ってくるの?」



あたしが四季に問い掛けると、すぐに答えてくれた。



「3日後。」



3日後…

ギリギリ退院できる日にちだ。

それまでに、決意を固める。


そして…







あたしは期待と不安を抑え込むように、唇をキュッと噛んだ。


もう、後回しにはできない。

真正面から、闇にぶつかりに行く。


これはきっと、あたしの運命だ。

アメリカに行く手間が省けたと思えばいい。



四季が運命のカギを握っていたのは、意外だったけど、四季のお陰で動き出した。



運命の歯車が…




< 206 / 290 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop