こらしめ屋
「それで、いつ帰ってくるの?」
あたしが四季に問い掛けると、すぐに答えてくれた。
「3日後。」
3日後…
ギリギリ退院できる日にちだ。
それまでに、決意を固める。
そして…
あたしは期待と不安を抑え込むように、唇をキュッと噛んだ。
もう、後回しにはできない。
真正面から、闇にぶつかりに行く。
これはきっと、あたしの運命だ。
アメリカに行く手間が省けたと思えばいい。
四季が運命のカギを握っていたのは、意外だったけど、四季のお陰で動き出した。
運命の歯車が…