こらしめ屋
いつもの様に白銀通りの商店街へ向かう。
でも今日は3人のお供つき。
何でこんなことに…
しばらくしてこらしめ屋の事務所に着いた。
「ここだよ。入って。」
「お邪魔します…。」
「へぇ~。ここがそぅなんだぁ。知らなかったな~。」
「うわっ!ボロイ事務所だなぁ!」
どれが誰のセリフか、顔を見なくても分かる。
とりあえず依頼者用のソファーに座らせて、いつもの様にお茶を出した。
だけど、和樹だけが文句を言った。
「おい!なんで俺だけ立たなきゃなんねぇんだよ!!」
「しょうがなぃじゃん!ソファー足りないんだから!」
「ったく。客に親切じゃねえ店だな!!」
「ムッ!帰ってもいいんだよ!?」
この一言で、和樹は静かになった。
「さて、本題に入ろうか?木本くんがさっき言ってたこと本気?」
「はい。」
と、木本くんが頷いた。
どうやら本気らしい。