こらしめ屋
《♪~♪~♪》
ケータイが鳴る。
海からメールだ。
【ぁりがと♪『渉』ね♪了解(o^-')b】
【どういたしまして♪じゃあ、また明日ね★】
と返信した直後に、またケータイが鳴った。
《♪~♪~♪》
今度は和樹からだ。
【あっそ。】
短かっ!!!
イラッとしたので返信はしなかった。
《♪~♪~♪》
海からだ。
【うん★また明日ね♪バィバ~ィ(・∀・)ノシ】
本当にいい子!!
そして、かわいい!
和樹と比べるからなおさらだ。
もうメールは来ないだろうと思って、ケータイを机の上に置いた直後に、またもやケータイが鳴った。
《♪♪~♪♪~♪♪》
メールじゃなくて電話の方の着うただ。
画面を見ると、知らない番号…
もしかしたら。と思って通話ボタンを押すと、
「もしもし?こらしめ屋さんですか?」
という声が聞こえた。
やっぱり!!
次の仕事の依頼だ。