ドsな兄に恋をした。
変態と後悔
「ただいまぁー。」
まだ誰も帰ってきてない。
そりゃそうだもん兄と二人暮らしだからいるわけないか…
お父さんは私が3歳のときに交通事故で死んじゃったんだって。
お母さんは仕事でパリに4年出張に行ってる。
だから帰ってくるまで留守番。
まぁ、お兄ちゃんが卒業する時に帰ってくるんだけどね。
もう4年たつのか!はやいな!
そう考えてる内に兄が帰ってきた。
「ただいま。」
「お帰り」
「あぁ、疲れた」
「そうなんだー。」
「お前、疲れていると言っているこの俺にお茶を入れないとは
どういう神経しているんだ?」
「はぁ!?なんで私があんたにお茶なんか
入れなきゃいけないのよ!」
「はっ?なんでって、俺が疲れてるから。」
「意味わかんない!」
そっちがどういう神経してんのよ!
私は仕方なくお茶をいれて兄に渡した。
「どうも。」
「ちょっと着替えてくる。」
「俺が脱がせてあげようか?」
「きもい!変態!」
私は思いっきりドアをしめた。