君の近くで…
「そうなんですか?
でも、黒くてキチンと手入れされてるし、キレイですよ?」


「…!」

カッと顔が赤くなった
「あ、ありがとう。」

そこから私は優希くんに顔を見られたくなくて
前をひたすらみて運転した

なのに…

グゥ〜♪


私のお腹がいきなり歌い出した…


静かになる車内

優希くんが堪えきれずに笑い出した

私は全身真っ赤になって
泣きそうになる


「やだ、ごめっ…」


「南さん、可愛いですね。よかったら、晩飯し一緒に食べてくれませんか?」


そう言って
優希くんは前方に見えるファミレスを指した


「…うん。」


断る理由もなく私はファミレスに車を入れた
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