君の近くで…
優希くんをまじまじと見るのは初めて

目にかかるくらいの長い前髪を軽く流してる栗色の髪
左耳にピアス

切れ長の瞳は少し眠そう

可愛くて、カッコいい


きっと…モテるんだろうな

愛され方を知ってる男の子

私みたいな年上のお姉さんは格好のあっしーだったりして…



マイナス思考に嫌気がさしてタバコに火をつけた


「タバコ…いつから吸ってるんですか?」


タバコを片手にコーヒーを啜る私に優希くんが尋ねた

「ん〜高卒くらいからかな?優希くんは吸わないの?」


「吸わないです。
興味ないし…まだいいかなって。」


優希くんはそう言ってミルクティーの氷を鳴らした


「タバコ吸ってる女の子は苦手?」


年上の余裕たっぷりで聞いてみた

私…可愛くないな


「人によりますね。
彼女だったら止めさせます。」


一瞬にして真剣な表情になる優希くん


それは
一人の男の表情だった


また、私の心に響く


3つも年下の男の子にときめいてる私…


そんなに疲れているのかな?
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