「ねぇ米山くん、どうしてそんなに不細工なの?」
「俺のクララだって膨らましたら……いや、違う。根本的に可笑しいだろ? 避妊具を他の物で代用っつう発想自体が可笑しいわ」
何も言い返せなくなった杏奈は、口を噤んでぶくうっと膨れた。そうして、じっとり睨みつけてくる。
「じゅあやっぱ、コンビニで買って来て」
言い終えるや否や、ふんっと勢いよく顔を背け、続いて身体も翻してベッドへと帰って行った。
「コンビニだけは嫌だ」
俺だって、たまには駄々をこねたりもする。
普段はすっかり忘れちゃってるけど、実年齢は杏奈の方が三つも上だし。精神年齢はこの際おいといて。
「浩平くんと早くシたいよー」
ベッドの上のモッコリ膨らんだ布団から、くぐもった声が聞こえる。
ふて腐れてるくせに、可愛いこと言ったりするもんだから、呆気なくほだされてしまう単純な俺。
仕方ねぇなと渋々下着に足を通していると、バサッと風邪を切って布団が捲り上がり、中から杏奈が飛び出した。
不意打ち食らって心臓が跳ねた。
何も言い返せなくなった杏奈は、口を噤んでぶくうっと膨れた。そうして、じっとり睨みつけてくる。
「じゅあやっぱ、コンビニで買って来て」
言い終えるや否や、ふんっと勢いよく顔を背け、続いて身体も翻してベッドへと帰って行った。
「コンビニだけは嫌だ」
俺だって、たまには駄々をこねたりもする。
普段はすっかり忘れちゃってるけど、実年齢は杏奈の方が三つも上だし。精神年齢はこの際おいといて。
「浩平くんと早くシたいよー」
ベッドの上のモッコリ膨らんだ布団から、くぐもった声が聞こえる。
ふて腐れてるくせに、可愛いこと言ったりするもんだから、呆気なくほだされてしまう単純な俺。
仕方ねぇなと渋々下着に足を通していると、バサッと風邪を切って布団が捲り上がり、中から杏奈が飛び出した。
不意打ち食らって心臓が跳ねた。